肌にやさしい布マスク

ecomas Blog

2020/06/15 17:19

こんにちは、Ken坊です!

ecomas 夏用メッシュマスク、お客様より「通気性がめっちゃ良い!」

と嬉しいお声を頂いていて、ホントにありがたいです。

ぴったりフィットマスクも密かにカラーを増やしておりますので、

どうぞヨロシクお願いいたします。

と、宣伝はこれくらいにしときます…。



最近のことですが、

我が家には、中学生と高校生の息子が二人おりまして、

「将来の仕事そろそろ考えなアカンな~」

とか、言うたりしてます。

(偉いね、君たちぐらいの頃こっちはアホな事しか考えてなかったよ…。)

と思いつつも、そんな時にはおもいきり父親風を吹かせてみたりします。

「今回の自粛期間とかもあって、これからの世界は今までの常識がどんどん変わっていくと思うから、
何が正しいかはハッキリとは言えんけど、パソコンとか、IT関係の勉強はしといた方がいいんとちゃうか。」
みたいな事は、話ししました。


ただ、なんかモヤモヤする。

数日間、ずっと…。



それが、昨日の夜に少し答えが出た気がしました。

少し話が長くなりますが、

うちの近所には古い鉄工所さんがありまして、

朝、7時にシャッターが開いて作業が始まり。

私が家に帰る9時過ぎになっても、

半分シャッター閉めて

中ではまだバチバチ作業しています。

働いてるのは、年配のおっちゃんが一人、
たまに二人みたいな感じ。


こっちに私が引っ越してきて、8年程、ほぼ日曜日でも仕事してる。

自分でもよく分からない感情があって、

何かうらやましいと感じてしまう。

おっちゃんは、車に乗らない。

なので、いつも若いお兄ちゃんがトラックで鉄骨を運んでくる。

「お願いします!」
って言って仕事を置いていく。

そして、また取りに来る。

これが、変わらずに8年間見てる光景。

よっぽど、おっちゃんの腕がいいのか?

どんだけ加工賃が安くても文句一つ言わない人なのか?

あれこれ勝手に想像してるんですが、

あんだけ働いてて、全く工場が新しくなったり、

人が増えたりしないって事は、儲かってないんだろうか?

(実は儲かってたらゴメンナサイ)

ただ、外観は古くても、中の作業場はいつも綺麗に

整頓されています。

別に私自身が、朝から晩まで、休みなく仕事したければ、

ただ来た仕事を文句言わず、ひたすら受け続ければいい話なんで、

うらやましと思うこの感情はいったい何だろう??





私の父親は、祖父から会社を引き継いだ時、

やってもやっても儲からない子供服の縫製工場で、

「こんな事、いつまでもやってられん!」と

アパレル婦人服専門の縫製会社へとシフトさせた、

結果、時代の波にも乗って、
当時2階建ての家がほとんどの時代に、

3階建ての住居兼会社を新築させた。

(周りのやっかみや批判も凄かったらしいが…。)

まぁそんな事は、当時の父親はどこ吹く風だったらしい。

その後、中国生産が支流になり、

私が中学の頃に国内の縫製業が衰退していくのを、

子供ながらにも感じていました。

今、現在70歳を過ぎてもまだ現役でアイロン作業を手伝ってもらってます。

そんな父親の口癖が、

「ケンジ、アホでも知恵は出る、汗かいて体動かしてたらアホでも知恵が沸いてくんねん。

アホは知恵を出さなアカン。

一番厄介なのは、自分がアホやと気付いてないアホや。

アホのくせに自分が賢いと思てるアホは救いようがない。

お前らは自分がアホやと気付いてるだけ救いがあるわ~

ガハハハッ。」

みたいな事を酒が入ればずっと言われてきました。



我が子に話をした時の違和感、

その答えは、私自身が息子に伝た事と、

本来、自分の持っている根っこの部分の違いにあるのかもしれません。




今後、世の中のIT化、デジタル化はさらに進む事は間違いないので、

間違ったことを伝えたつもりはないですが、

やっぱり、額に汗して働く人を好きな自分がいて、

そんな自分のままで、ご飯を食べて家族を守れたら、


…。


なんかええやん(笑)


って理想がどっかにあって、

それを親父のように、まだ上手く息子に伝えられないことの
モヤモヤだったんだと思います。



最近は、私も一日パソコンに向かっている時間が増えて、

機械いじりが大好きな親父は、仕事のない時は、

森で迷子になった熊のように会社内を行ったり来たりしています。

今だに何か閃けば、ゴソゴソと工場の中を改装してます(笑)



親父ごめんね。



もう少ししたら、めいいっぱい親父のアイデアに付き合うので、


まだまだ、現役でいて下さい。



つい、長くなりました。
では、今日はこのあたりで…。



一針一針に心を込めて。