肌にやさしい布マスク

ecomas Blog

2021/05/15 16:39

こんにちは、Ken坊です。



先に言います。
今回のブログは、
ecomasとは全然関係ございません。(^^;
昨日、見た夢がキッカケの話です。


昔、ウチの家にはワンコがいました。

名前は、ハル

犬種は、ラブラドールなんですが、
とっても、お馬鹿さん(笑)
でも、おっとりした性格で愛嬌がありました。

ハルが居なくなってから、
もう、8年になるんですが、
昨日、久しぶりに夢に出てきました。

夢の中では、
なぜか家でもう飼えなくなったらしく、

遠い海までハルを連れて行き、
浜辺で私は遠くに石を投げて、
「ハル、取ってきて!」と言って
ハルが石ころを取りに行っている隙に、
私は、いなくなるというシチュエーションでした。
(どんなシチュエーションやねん)

ハルが石を取ってきてはまた投げ、
を何度か繰り返し、
最後に少し大きめの石を投げて、
私が振り返ってダッシュで車に向かって走り出した時、
背後でハルの「キャン!」という声を聞きます。

立ち止まって後ろを振り返ると、
大きめの石をくわえてハルが口から血をボタボタ流しながら、
必死で私を追いかけて来ていました。

そこで、ハッと我に返り、
なんて事しようとしてたんだと気付きます。
「ハル!ゴメン!俺が馬鹿やった、、
もう何があっても一緒におるから、ウチに帰ろう。」
と号泣しながらハルを抱きしめる、
という、、、夢。


目覚めると、布団をギューギュー抱きしめながら、
目には涙が溜まっていました。

ちなみに、もうすぐアラフィフのオッサンです。

その横で何も知らずスヤスヤ眠る、妻。
我に返ると、だいぶ恥ずかしい..(笑)
ポッ(〃ノωノ)


ハルは、
私と妻が20代で付き合ってる頃に、
たまたま行ったペットショップで
二人一緒に一目惚れをして、
急に飼う事になりました。

当時、私は一人暮らしをしていて、
ハルは生まれてまだ2か月ほど、
古い長屋を借りて住んでいたんですが、
柱はかじられる、そこら中にオシッコされる、
仕事から帰ると、
ティッシュの箱から中身が全部出てる。
買っていたお米の袋を破られて部屋中が米だらけ。
お気に入りの革のアクセサリーを歯形だらけにされる。
などなど、
家に帰る度にテンヤワンヤでした(笑)

その頃は、よく怒ってましたが、
今思うと、ワンコを飼うのに必要な準備、 知識、
心構えもなく飼い始めた自分が悪かったです。

自分も若くて、色々やる事もあって、
家で待つハルにしたらストレスだったんだと思います..。


しばらくして、妻と結婚して、
私たちにも子供が生まれ、

その頃には、
ハルも大人になっていて、
ハイハイが出来るようになった我が家の息子は、
垂れ下がったハルの耳をペロンとめくったり、
引っ張ったりして遊んでいました。

ハルは、赤ちゃんに何をされても吠えることも、
噛むことも絶対に無く、されるがままでした..。
(;^ω^)

なんとなく、自分より小さくて弱い存在を分かっていたのかも知れません。

その後、子供が小学校に上がる時、
引っ越した先がマンションで、
家を購入出来るまでの間、
ハルを実家で預かってもらう事になりました。

実家は、引っ越した先から5分ほどで行ける場所でしたが、
ハルと離れて暮らす事になり、家族には本当に申し訳なかったです。

当のハルはというと、実家の道路に面した
自転車置き場のスペースに小屋を置いていたので、
いつの間にか、通勤、通学の人たちが、
「ハルちゃん、行ってきます。」
「ハルちゃん、ただいま!」
と、毎日ハルにお手をしていくようになり、
いつしか地域の人気者になっていました。(笑)

私の母も、預けた当初は困った顔をいていましたが、
いつしか本当の孫のように可愛いがってくれていました。
自分でハルにバァバって言ってましたしね。


どんなに家族のように過ごしたペットでも、
必ず別れの時はくる、
最初から分かっていた事ですが、
ハルは、いつまでもそばにいる、
そんな風に思っている自分がいました。

大型犬では、13歳にしてはいつまでも元気だと思っていたハルが、
夏のある日、
前日まで元気だったのに、急にゴハンを口にしなくなりました。

ちょうど8月は、我々アパレル縫製加工業にとって、年間で一番の繁忙時期でした。

日に日に、ハルは弱っていき、
仕事の合間を縫って、何度も病院に行きましたが、回復せず、
ならばと、引っ越しする前、
ハルが小さい頃から通っていた動物病院まで妻と車で連れて行きました。

そこで、
先生から優しい口調で、
「入院して、沢山検査をすれば原因もわかるかもしれません、ただ、悪い箇所は一つだけとは限りません。 これ以上しんどい思いをハルちゃんにさせるより、家で家族と過ごすのも、選択の一つですよ。」と語りかけられ、

絶対にハルを死なせない!
そう必死だった私と妻も、気持ちが切り替わりました。

今まで、沢山の動物を診てきた先生には、ハルが回復しないことも言葉にはしなくても、分かってたんだと思います。

それから3日ほどで、ハルは天国に旅立ちました。

仕事が休みになったら、ずっと一緒におるから週末まではもってほしい、
そう願っていた気持ちが通じたのか、
その日は日曜の朝でした。
そして、偶然にも私の誕生日でした。
「忘れないでね。」そう言われてる気がして。
不思議と涙も出ませんでした。

はじめて、死を身近に体験した息子たち、
6歳の次男はボーッと固まり、
8歳の長男は号泣していました。

私が子供たちに知っておいてほしいこと、
命はいつか尽きる、
ハルが教えてくれたように思います。


最近、また犬を飼いたいなーとか、妻と話したりしてたので、
ハルがヤキモチで夢に出てきたのかも知れません。

ただ、ハルを忘れる事は一生ないです。


何年か前、次男と雨で野球が休みの日に、
「僕のワンダフルライフ」という、
ワンコが何度も、転生を繰り返し、
最後にまた、年老いた主人公のもとに帰ってくるという映画を二人で映画館で見ました。

暗闇で息子には気付かれてはいないと思いますが、
こっそり号泣してました。(笑)


映画のように、ハルがもう一度目の前に現れてくれるなら、

おもいっきり抱きしめたい。


そんな今日この頃。







長々と思い出話しを失礼しました..。(^^;



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では、今日はこの辺りで。(笑)


一針一針に心を込めて。